将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

対局結果

富岡八段戦

先手で相掛かりへ。 相手の意欲的な構想にうまく対応してリードを奪いました。 安全勝ちは逃したものの、あとは決めるだけ、という終盤戦。 決め手のつもりが大きな見落としがあって一気に混戦に。 あまりにも痛いウッカリで、一瞬闘志が萎えかけました。 し…

阿部(光)六段戦

振り駒で先手に。 後手が9筋の位を取ってから角交換して振り飛車に振る、令和の角交換振り飛車に進みました。 阿部六段はあまり指さない格好なので、完全に意表を突かれました。 普通に駒組みしたつもりでしたが、いい序盤ではありませんでした。 不十分な…

西田五段戦

先手で三間飛車に持久戦で対抗。 2月の石川(優)四段戦と似た将棋でした。 ずっと互角で推移していたようで、難しくて形勢判断が出来ませんでした。 有利か不利か分からず、気持ちが揺れていました。 終盤戦、相手が角と竜を捨てて一気に迫ってきたところで…

八代七段戦

振り駒で後手になり、急戦矢倉の戦いへ。 前局と同じ出だしで、流行の形でもあります。 研究していた仕掛けに進みましたが、方向性を誤り徐々にリードを奪われる苦しい流れに。 終盤は勝負勝負と迫りましたが、ギリギリの見切りでかわされてしまいました。 …

田中(寅)九段戦

後手で急戦矢倉の展開に。 同日に行われていた名人戦と似た序盤戦でした。 作戦勝ちから快調に攻めるも、方針を誤って五分の展開に。 形勢容易ならずとみて、千日手の筋へ進めました。 実際、際どい形勢だっただけに好判断でした。 相手は千日手を打開してき…

鈴木九段戦

振り駒で先手になり、四間飛車に穴熊で対抗。 相手のトーチカ囲いに対してジックリ組み合う展開に。 相手陣に離れ駒が出来たタイミングで仕掛けたのが功を奏したようです。 さばき合いになり、穴熊の堅さが生きる流れで大きくリードを奪いました。 結果的に…

都成七段戦

振り駒で後手になり、公式戦で初めて一手損角換わりを採用しました。 ここ最近、後手の新たな作戦として磨いてきた戦法でした。 ▲早繰り銀vs△腰掛け銀というこの戦型で最もよくある展開に。 序盤はある程度想定していた流れでした。 中盤、相手の攻めを呼び…

八代七段戦

振り駒で後手になり、相矢倉へ。 定跡形から研究していた新構想で対抗して未知の展開に。 中盤は互角でしたが、攻め急いで形勢を損ねました。 受けにまわって息長く指せば長い戦いでした。 反撃にこられてからは、相手の攻めが厳しくてどう応じても一手負け…

増田(康)六段戦

振り駒で後手になり、相掛かりへ。 増田六段とは今期3度目の対戦。ここまでの2局も後手になり、どちらも序盤からリードされて完敗でした。 今回は3回目にして後手番ながら主導権を握り、作戦勝ちに。 さぁどう攻めるか、というところで方針を誤ってしまいま…

石川(優)四段戦

先手で三間飛車に対して持久戦に持ち込みました。 玉頭に位を張って、手厚い陣形を組んで満足の序盤戦に。 ただ形勢は互角で、対抗形らしい押し引きの長い中盤を経て際どい終盤戦へ。 詰めろ逃れの詰めろの角打ちを食らって真っ青になりましたが、そこで馬捨…

松本六段戦

振り駒で先手になり、矢倉へ。 今期は約半数近くが矢倉ですが、後手で受けることが多く、先手番で志向するのは久しぶりでした。 ガップリ四つの組み合いから、中盤では優位を感じて進めていました。 しかしそこから方針を誤り、受けでミスを続けて劣勢に。 …

千葉七段戦

振り駒で先手になり、相掛かりへ。 先手番で相掛かりを採用するのは久しぶり。新しいテーマをもって臨みました。 早々に定跡から外れて構想力が問われる展開に。 中盤、チャンスありとみて90分の長考で攻め込みましたが、戦果が上がらず。 攻めがうまくいか…

南九段戦

後手で相手の三間飛車に居飛車穴熊で対抗しました。 互角の組み合いから、押し引きの長い中盤戦。 穴熊ながら抑え込みをはかる展開に。 相手の端攻めをいなして、反撃に移ったところで手応えを感じました。 実際にそこで大きく形勢が傾いたようで、うまく勝…

門倉五段戦

振り駒で後手になり、角換わりへ。 後手番ながら主導権を握ることに成功して攻勢に。 ただ形勢自体は難解で、際どい戦いになりました。 終盤、急所のと金を捨てる好手で一気に抜け出し、最後は自玉の不詰みを見切って勝ちきりました。 と金捨ては少し前から…

佐藤(慎)五段戦

先手で相居飛車の力戦に。 佐藤五段が得意とする「極限早繰り銀」の進化系と対峙しました。 もはや死角なし! 進化版 極限早繰り銀 (マイナビ将棋BOOKS) 作者:慎一, 佐藤 発売日: 2019/04/23 メディア: 文庫 雁木で早繰り銀に対抗。 相手の攻撃の銀を歩で追い…

飯島七段戦

振り駒で先手になり、相手が得意とする横歩取りへ。 こちらは青野流から攻撃的な形で迎え撃ちました。 中盤までは互角の展開でしたが、相手の一瞬のスキをついて決戦に撃って出たのが好判断に。 大捌きになったところで形勢の好転を感じ、そこからは慎重にリ…

大平六段戦

ABEMA、モバイル中継でご覧いただいた皆様、ご観戦ありがとうございました。 まずまずの内容で勝つことができました。 this.kiji.is 振り駒で後手になり、矢倉へ。 準備を重ねて、相手の得意戦法に飛び込んでいきました。 序盤で思い切りよく攻めていった構…

斎藤(明)四段戦

後手で矢倉に。ジックリした戦いになりました。 斎藤四段は相掛かりを得意としており、まさかの戦型選択で意表を突かれました。 公式戦で矢倉を採用していたことはなく、これは予想できない選択です。 昨年の順位戦でも似たようなケースがあり、とっさに対応…

青嶋六段戦

振り駒で先手になり、後手の雁木に急戦を仕掛けました。 積極策が功を奏して形勢をリードしていたようです。 ただ局面は複雑で、あまりリードを実感しないまま進めていました。 難解な終盤戦で、感想戦でもハッキリとした結論が出ない将棋でした。 最後はギ…

塚田九段戦

先手で角換わりへ。 後手は、「桂ポン」と呼ばれる急戦策できました。 塚田九段が以前に指していたこともあり、研究を深めていた格好に。 攻められっぱなしで怖いようでも、こちらには評価値という後ろ盾がありました。 それにより気持ちに余裕が出来て、全…

小倉七段戦

振り駒で後手になり、角交換型の振り飛車へ。 相手は向かい飛車+銀冠穴熊、こちらは4筋の位を張った高美濃。 序盤の長い戦いでした。 中盤、後手番ながら自陣角を打って局面を打開。 その積極性が功を奏して、大決戦となったところで優位を築きました。 終…

伊藤(真)五段戦

先手で相手の四間飛車に穴熊へ。 最近流行の兆しがある、振り飛車トーチカ囲いでした。 四間飛車は全く想定しておらず、意表を突かれました。 それでも研究の蓄積が生きてまずまずの序盤戦に。 ただ振り飛車トーチカは新しい戦法で、距離感をつかむのに苦労…

石川(陽)七段戦、八代七段戦

14時からの対局は石川七段との対戦。 振り駒で先手になり、雁木に対して矢倉で対抗する形に。 思い切って仕掛けたのが功を奏してペースを握りました。 詳細はnoteに書きました。 note.com 中盤でやや怪しいムードになるも、最後は詰めろ飛車取りが決まって勝…

村中七段戦

後手で相矢倉に。 がっぷり四つではなく、相手は土居矢倉とも呼ばれる最近流行のバランスタイプの矢倉でした。 中盤の折衝でいくつかミスがあって劣勢に。 終盤戦。絶体絶命の局面で、形を作って投了しようかと思いましたが、ふと閃いた手順がありヤケクソで…

増田(康)六段戦

振り駒で後手になり、矢倉へ。 増田六段といえば相掛かりの使い手として知られています。 直前のAbemaTVトーナメントでも佐藤天彦九段相手に見事な指しまわしを見せていました。 なので、矢倉は全くの予想外で意表を突かれました。 珍しい形で大局観の問われ…

藤森五段戦

後手で相矢倉に。 いままで後手番では急戦調の将棋をメインにしていましたが、初めて持久戦調の将棋を採用しました。 藤森五段らしい踏み込みにこちらも応戦し、どちらの囲いを先に崩せるかを競う矢倉らしい展開に。 終盤戦、詰めろ飛車取りにきたところで銀…

山本(博)四段戦

先手で相穴熊に。 三間飛車は予想通りでしたが、まさか穴熊にしてくるとは思わず、予想外の戦型でした。 中盤の折衝で大きくリードを奪いましたが、小ミスをして形勢が接近。 そこで順位戦らしく負けにくい形を目指し、金銀2枚だった穴熊を補強し続けて気が…

高橋九段戦

振り駒で先手になり、力戦調の相掛かりに。 高橋九段得意の横歩取りを予想していただけに、意表を突かれる作戦選択でした。 長い駒組みの後、いいタイミングで仕掛けて主導権を握りました。 しかしもうひと押しがなく、辛抱を強いられる展開に。 夕食休憩直…

高野(智)五段戦、増田(康)六段

一日で2局指しました。 簡単に振り返ります。 高野五段戦 午前中は高野五段との対戦でした。 振り駒で先手になり、公式戦で初めて矢倉を採用。 対局間隔が空いた中で研究を深め、新たなチャレンジとして採用する機会をうかがっていました。 脇システムと呼ば…

青嶋五段戦

振り駒で後手になり、角換わりへ。 後手番ながら序盤から積極的に討って出ました。 しかしこれが結果的には敗因に。 棋理としてもイマイチなうえに、選択肢が広く難しい局面が多くて勝ちにくい展開になりました。 それでも中盤までは互角で推移していました…