振り駒で後手になり、相手の矢倉模様に雁木で対抗しました。
同日に行われていた名人戦第5局や先日の名人戦第3局と似た展開でした。
序盤がうまくいかず、中盤でもせっかくのリードをフイにする苦しい流れ。
完全に負け将棋でした。
終盤、相手が決めにきて諦めかけましたが、読みの中ではまだ自玉が詰んでいなかったので指し続けたところ、怪しいムードに。相手の焦りも感じました。
一見すると詰みそうな自玉が、紙一重のところで詰まなかったのです。
ここで時間が残っていたことが幸いしました。
落ち着いて読み進め、これしかない、という順を拾って逆転で勝利しました。
この場面の詳しい解説はnoteの記事をご参照ください。
棋王戦は参加18期目にして初めて挑決トーナメントに進出しました。
相性の悪い棋戦でしたし、予選も苦しい場面が多かったので、今回の結果は望外です。
初戦から強敵との対戦になりますが、いまの勢いを持続したまま臨みたいものです。
それではまた