将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

村中七段戦

振り駒で後手になり、角換わりで相手の急戦を受ける格好に。
前週の対局と同じ戦型になりました。

早々に研究から外れて、一手一手が難しい将棋に。
方針の立て方がわからずに苦慮しました。

中盤、我慢強く指して形勢のバランスを保っていましたが、攻めるべき場面で受けにまわったのが失敗でした。相手に強い手を指されて劣勢を意識しました。

終盤も秒読みになるまで粘り続けましたが、相手の的確な指し手の前に挽回の余地なく、押し切られてしまいました。

 

2024年の最終戦を白星で飾れずに残念でした。
ただ、力いっぱい指せて実力を出し切れたので、来年以降につながる内容だったと思います。

現会館の最終戦でもありました。村中七段は奨励会入会と年齢が近いこともあり、奨励会時代からプロに至るまで、もっとも多く対戦を重ねてきた相手です。
その村中七段と最後に2連戦して現会館での対局を終えたのは、感慨深さもあります。連勝で終えられれば最高でしたが、対戦成績も拮抗している相手なので仕方ないところです。

 

2025年&新会館での対局は、年明けすぐに予定されています。
全力を尽くせるよう、準備して臨んでいきます。

 

それではまた