5月4日(祝)9:30~、コンピュータ将棋選手権二次予選が配信されます。
対局と解説の開始は10時予定です。
スケジュール
前日(3日)に一次予選が行われ、10チームが通過しました。
久しぶりの登場で話題を集める技巧は最終戦でトラブルもあり、残念ながら予選敗退となりました。
一次予選で目立ったのは、全勝でトップ通過を果たしたアストラ将棋です。
本日(4日)は二次予選。ここからシードチームが登場します。
二次予選は全9回戦で行われ、上位8チームが決勝リーグへ進みます。
そして明日(5日)の決勝リーグで優勝が決まります。
私は二次予選の解説を千田七段と一緒に担当します。
決勝リーグでは西尾七段と服部六段による解説があります。
優勝争い
ここ最近のコンピュータ将棋におけるトレンドは、【NNUE系vsDL系】です。
ソフトの作り方の異なる2系統のどちらが強いか、という争いでした。
しかし今回はDL系のソフトが多数派になり、NNUEとDLのいいとこ取りをしたソフトも増えてきています(Ryfamateなど)。
ソフトの定跡が先鋭化して、角換わりの先手勝率が高いことも話題になっています。
今大会でも、定跡の進化が見られるでしょうか。
それとも定跡から外れたところでの戦いが勝敗を分けるのでしょうか。
さて、優勝争いについて。
前回優勝のdlshogiはHEROZ社(将棋ウォーズを開発・運営している会社)の社員の方たちのチームで、サーバの提供など会社も全面バックアップしています。
優勝候補筆頭と言っていいでしょう。
やねうら王はどの大会でも上位にきますが、今回は「水匠」の開発者もメンバーに加えてさらなる強化をはかっているようです。
また、今回も谷合四段の開発したソフト(mazurka)が参戦します。こちらは二次予選からの登場です。その戦いぶりに注目です。
配信終了は20時過ぎを予定しています。
長丁場になりますので、お時間のある際にご視聴いただけると幸いです。
それではまた