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将棋世界8月号付録『次の一手「急戦矢倉△7三桂速攻型の攻防」』

将棋世界8月号(7月2日発売)の付録『次の一手「急戦矢倉△7三桂速攻型の攻防」』を書きました。

 

 

  

 

将棋世界 2021年8月号(付録セット) [雑誌]

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急戦矢倉△7三桂速攻型

 

付録では急戦矢倉△7三桂速攻型の定跡について解説しています。

 

 

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急戦矢倉△7三桂速攻型の基本図です。

付録では、駒組みから仕掛け、そしてうまくいった例や仕掛けない展開など、幅広く取り上げています。

 

そして図から▲5六歩△6四歩▲7九角△6五桂と進むのが一番激しい展開で、付録の最後に自戦記形式で解説しました。

その将棋は下記の対局です。

 

www.toyama-shogi.com

 

私は急戦矢倉△7三桂速攻型の創始者ではありませんが、一番多く指しているということでお声がけいただきました。

研究を重ねて公式戦に多く投入した格好なので、こうして一つの形にまとめて世に出せたことを嬉しく思います。

 

上記以外だと、

 

佐藤(紳)七段戦 - 将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

高野(秀)六段戦 - 将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

佐々木大五段戦 - 将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

 

この辺りの対局は急戦矢倉△7三桂速攻型の出だしでした。

 

発展型

 

急戦矢倉△7三桂速攻型は狙いがわかりやすく攻めが決まると爽快なので、アマチュアの方にお勧めです。

 

いまプロで急戦矢倉△7三桂速攻型はあまり指されていませんが、発展型とも呼ぶべき形が流行しています。

2筋を△3二金と受けて、8筋を保留しているのが特徴です。

 

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藤井二冠が連続して採用し、名人戦では斎藤八段が採用しました。

私も今年度に入って立て続けに採用しています。

 

△7三桂速攻型は急戦矢倉の基礎となるもので、桂を跳ぶあたりの仕掛け手順は今後も形を変えて生きてくると思います。

そういった意味でも、急戦矢倉△7三桂速攻型の定跡を覚えておいて損はありません。

 

 

この発展型はかなり複雑で難易度が高く、定跡も固まっていないのでプロ向きといえます。

アマチュアの方が覚えやすいのは急戦矢倉△7三桂速攻型です。

この付録で定跡を覚えて実戦で使ってみてください!

 

 

それではまた