将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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高野(秀)六段戦

振り駒で後手になり、▲矢倉vs△雁木の対抗形に。

 

好手

相居飛車らしく互いの玉に迫る攻め合いで迎えた図。

持ち時間の少ない中でいいところに手がいきました。

 

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(青字が実戦の手、後手△が私です)

 

先手の狙いは▲3五桂。以下△5二銀と逃げると▲7五銀△同銀▲4四桂と攻め込まれて後手陣は崩壊します。

 

ここで△3六とが好手でリードを奪いました。

▲同銀なら▲3五桂に△3四銀と逃げて攻めを遅らせられるので、△8五桂の攻め合いで勝てます。

 

と金は金と違って相手に渡ると歩になります。それを生かした一着でした。

 

14年目の初対局

終盤はミスもあって際どくなりましたが、秒読みの中でなんとか勝ちをつかみました。

 

高野六段には奨励会時代から将棋を教わり、お酒も教わり(笑)、お世話になっている先輩棋士です。

昨日の対局はプロ入りから14年目での初対戦で、感慨深いものがありました。

いい将棋が指せたので、良いキッカケとしたいものです。

 

 

それではまた