後手で角換わりに。
相手の動きに乗じ、後手番ながら積極的に仕掛けました。
実った積極性
迎えた図。互いの玉が危険な状態で、際どい一手争いです。
ここでも積極的に指して勝利を手繰り寄せました。
実戦は△7七銀。銀を渡すと自玉はさらに危険になりますが踏み込みました。
以下▲同桂△同歩成に、▲同金は△7六歩▲同金△7八金▲9八玉△8八角で先手玉はほぼ必至になります。
後手玉もかなり危ないですが詰みはありません。
実戦は△7七銀▲同桂△同歩成に▲同玉ときましたが、△7六歩から歩も余らずピッタリの詰みとなりました。
何度も自玉への詰み筋を確認し、自分の読みを信じて△7七銀と指しました。
一局通じてひたすら前に出た積極性が功を奏しました。
下半期への弾みに
順位戦はこれで3勝1敗に。まずまずの成績で序盤戦を乗り切りました。
ここからも成績好調の強敵との対戦が続きますが、一戦一戦に集中していきます。
また次の対局は10月となるため、今期上半期の対局は一区切りです。
内容の悪い将棋が続いていましたが、ここ2戦はいい内容で白星が続き、五分の成績での折返しとなりました。
いい流れを下半期への弾みとしたいものです。
次戦は叡王戦の本戦進出をかけた戦いです。
それではまた