将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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中村(修)九段戦

振り駒で先手になり、駆け引きの後、相手の三間飛車に穴熊で対抗する格好になりました。

 

中盤で致命的な見落としがあり劣勢に。

終盤は追い上げましたが、最後にキレイな手で勝負を決められてしまいました。

 

詰めろ逃れの詰めろ

後手玉は▲7三金からの詰めろ、先手玉は詰みません。

もしかしたら逆転か、と思わせる局面でしたが、後手に好手がありました。

 

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(青字が実戦の手、先手▲が私です。杏=成香)

 

後手玉への詰めろは、▲7三金△9三玉▲8三金△同金▲9四銀△同玉▲9五歩△同玉▲9六香という手順です。

それをふまえて、△7七角がうまい一着でした。

手順中の▲9五歩に△同角成と取れるようにしつつ、詰めろになっています。

▲7七同金には△8八金から詰みがあります。

 

実戦ではなかなか現れない、キレイな詰めろ逃れの詰めろを食らってしまいました。

 

棋士会

中村九段は棋士会の会長で、私はこの6月から副会長に就任したのでいつもお世話になっています。

今回は会長に厳しい指導を受けました。

 

来週以降も対局は続くので、切り替えてそちらに向かいます。

 

 

それではまた