叡王戦段位別予選は、準決勝・決勝と連勝して、本戦へ進出しました。
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昨日の対局を振り返ります。
思いきりの良さが勝因に
14時からの大平六段戦。振り駒で先手になり、角換わりへ。
思いきって仕掛けたのが好着想で、ペースを握りました。
迎えた図。先手▲が私です。△6五歩とおさえてきたところ。
(色付きは実戦の指し手)
ここで銀を逃げずに▲5五銀打が思いきった手。
△6六歩と銀が取られますが、▲6四歩が敵玉の急所をとらえた厳しい攻めに。
実戦もそう進み、この後は一気に投了まで追い込むことができました。
19時からは八代六段との予選決勝。
振り駒で先手になり、相掛かりへ。
無難にいくかリードを奪いにいくかで迷ったのが図。先手▲が私です。
▲9六角と打てば竜が下がるよりなく、無難な展開で長期戦です。
しかし実戦はリードを奪うべく、思いきって▲6五角と指しました。
竜金両取りながら、△7八竜と王手で逃げられます。
しかしそこで▲6八桂と受けた局面で、相手にいい手がないとみました。
ここで△6六桂が怖い攻めですが、▲同歩△6七金▲4九玉△8九竜▲3八玉でしのげます。
他にも手段はあるものの、思いきった▲6五角が功を奏したようです。
実戦は金取りを受けた△5四桂に▲9六角と竜を捕獲して優位を確立。
終盤は強気な指し手を続けて押しきりました。
2局の全棋譜はモバイル中継・叡王戦公式ページで閲覧可能です。
本戦進出!
これで予選を突破して、本戦進出が決まりました。
この1~2年は、成績は向上するも結果が出なかったので、壁を破れて嬉しいです。
予選では 1回戦の千田六段戦含めて全3局とも、思いきりよく指せて強敵相手に実力以上のものが出せました。
本戦も強敵との対戦が予想されますが、挑戦する気持ちで思いきりよくぶつかっていきます。
それではまた