振り駒で後手になり、相手の速攻に反撃して早い段階で戦いになりました。
いきなり優勢に!
開始30分経たずに迎えた局面。
乱戦になりました。
後手△が私です。
△7七歩成と桂を取ったところ。
(色付きは実戦の指し手)
32手目とまだ始まったばかりですが、早くも手応えを感じていました。
めまぐるしい展開に、冷静さを保つのに必死でした。
実戦は▲7七同馬△7六歩▲6六馬△8七歩と進展。
ここでハッキリとリードを実感しました。
▲同銀や▲7九銀には△7七角▲同馬△同歩成▲同玉に△5五角が王手飛車!
しかしいい受けがあるようには思えませんでした。
実戦は▲8五香△8八歩成▲5八玉△4二飛と進展。
▲5八玉で▲8二香成は△7七角で先手陣が崩壊します。▲同馬は△同歩成▲同玉にやはり△5五角の王手飛車があります。
モバイル中継のコメントによると、▲5八玉の局面でニコ生のPonanzaは-1700をつけていたようです。
このリードを保って、粘られたものの勝つことが出来ました。
強敵に勝って予選準決勝へ
千田六段は第1期叡王戦では決勝に進んだ実力者で、抽選会で対戦が決まったときは強敵がきたと覚悟していました。
その相手に、ニコ生・モバイルと中継があるなかで、いい内容で勝つことができたことは、嬉しく思います。
これで六段予選の準決勝へ進出です。
勢いをもって次へ臨んでいきます。
なお全棋譜はモバイル中継の他、叡王戦公式ページでも閲覧可能です。
それではまた