振り駒で先手になり、角換わりへ。
序盤で失敗して、終始ペースをつかめない苦しい将棋になりました。
そんな中で挽回し、勝負勝負と迫りました。
痛恨の判断ミス
迎えた終盤戦。先手▲が私です。
ここで実戦は▲3二飛と打ち込んだのですが。
▲3二飛に強く△6六香と攻め合われて一手負けに。
非常に際どい形勢で、感想戦、検証を経て判明したこと。
対局中は形勢に利アリ、と思っていただけに痛恨の判断ミスでした。
正着は▲6六桂で、△6六香を消しながら銀取りといけば、これは難解な終盤戦でした。
▲3二飛は勝ちにいった手ですが、ここは相手の狙いを消しながら粘り強く戦う必要のある局面で、判断ミスが招いた敗戦でした。
敗戦で気がつくこと
▲6六桂のような根性の入った手が指せないのは、勝ちを求めすぎているから。
お世話になっている先輩棋士に、気持ちの弱さを戒められた敗戦でした。
来週は珍しく月(竜王戦)・金(叡王戦)と週に2回対局があります。
戒めを心に、また気持ちをそちらに向けていきます。
それではまた