将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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Yahoo!ニュースに投稿しました「「勝率」と「戦法の流行」から読み取る2020年の将棋界。戦国時代、その先は。」

Yahoo!ニュースに、将棋界の2020年の展望を書きました。

 

news.yahoo.co.jp

 

トップ棋士同士の勝率

2019年の初めに書いた展望記事では、トップ棋士同士で勝率の高い棋士を注目棋士としてあげました。

結果、木村王位ら名前をあげた多くの棋士が、タイトル獲得や挑戦などの活躍を見せました。

 

一つの指標として、トップ棋士で高勝率の棋士はタイトルに近いといえそうです。

 

今年でいえば、B級1組に在籍して高勝率をあげている、行方九段、菅井七段、千田七段あたりはタイトル戦線に絡む可能性がありそうです。

 

勝率ランキング20位以内でA級在籍中の棋士は、渡辺三冠ただ一人。

調べてみて、これは意外な事実でした。

 

若手の活躍

2019年、若手棋士では、棋王戦で躍進した佐々木(大)五段と本田五段の活躍が光りました。

記事にも書いたように、戦法の流行と活躍は結びつきがあります。

佐々木五段と本田五段は得意戦法(相掛かり)を持っていて、それが時代にマッチしていたように思います。

 

若手棋士が得意戦法を駆使して一気にブレークするパターンは、過去に多くあります。

10年ほど前、広瀬五段(当時)が振り飛車穴熊をひっさげてタイトルを獲得したのがいい例です。

 

有望な若手棋士が多く、誰が活躍するか読みづらいですが、2020年に流行する戦法を得意とする棋士が活躍するのではないかと予想します。

 

 

それではまた