将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

森下九段戦

振り駒で先手になり、相掛かりへ。

相手の動きに乗じて技をかけにいきましたが、結果的には失敗でした。

 

歩切れに泣く

迎えた図。形勢悪化に愕然としていました。

 

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△2五角まで(青字が実戦の手、先手▲が私です)

この角打ちが痛打でした。

歩があれば▲2六歩と追えるのですが、▲2六銀では△3七歩成▲2五銀△4八と▲同玉△2五歩の二枚換えでいけません。

 

実戦は▲4七銀打と角道をふさぎましたが、△4四歩が急所の桂を詰ましながら角筋の歩が伸びる絶好の一着に。

 

以下はいいところなく押し切られてしまいました。

 

大局観

この一局は形勢判断が狂っている場面が多く、大局観の悪さが敗因となりました。

お世話になっている先輩棋士に、お灸をすえられた一局でした。

 

少し対局間隔が開くので、態勢を立て直してまた来月の対局に臨んでいきます。

 

 

それではまた