振り駒で先手になり、一手損角換わりに早繰り銀で急戦を仕掛けました。
角のタダ捨て
攻め込んで迎えた図。
桂得はしたものの、角が詰んで困ったようですが、狙いの一手がありました。
ここで▲5三角成が強烈なタダ捨て。
△同飛に▲3五歩が狙いの一着で、銀取りにどう応じても▲4五桂で両取りがかかります。
桂で何かを取れれば、元々桂得していたので角を捨てても元が取れます。
駒の損得で五分に近くなれば、玉形や大駒の働きの差で優位に立てます。
この一撃で優勢となり、あとはどう勝つか、という将棋でしたが、緩手、悪手、凡手を積み重ねて逆転負けしました。
春休み
まさかという負け方で、終局後もしばらくは呆然としていました。
しかしこれもまた実力です。
勝ち上がっていた棋戦で連敗したことで、春休みとなってしまいました。
また対局が増える時期まで、力を蓄えます。
冬来たりなば春遠からじ、という心境です。
それではまた