将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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村中六段戦

振り駒で先手になり、三間飛車に居飛車穴熊で対抗しました。

 

きれいな詰みで制勝

互いに粘り強く指してもつれる展開。最終盤、意を決して詰ましにいきました。

二枚飛車を使ったきれいな詰みがあります。

 

 

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(青字が実戦の手、先手▲が私です)

 

ここで▲8四飛が好手で詰み筋に入ります。

△8三桂合には▲8一飛が習いある手筋で、△同玉▲8三飛成で容易な詰みです。

俗に言う「飛車のサンドイッチ」の手筋です。

 

実戦は▲8四飛で投了となりました。

穴熊の片鱗が玉の位置にしか現れてない大激闘、総手数159手でした。

 

平均手数

村中六段とは7回目の対戦ですが、いつも長手数になります。

計算したところ、平均手数は約140手!これは相当に長いです。

本局も互いに目一杯力を出し合った熱戦でした。

 

年内最終対局は28日になります。

本局のような、死力を尽くす戦いにしたいものです。

 

 

それではまた