将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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中座七段戦

先手で、横歩取りに青野流で対抗しました。

一局通じて形勢の揺れが大きくて、難解な将棋でした。

 

決断の飛車切り

迎えた図。129手目です。

△6八成桂は厳しい攻めで、▲同金上は△同竜で困ります(▲同金は△8八金で詰み)。

しかし△7八成桂が来る前に一手の余裕があるため、それを生かして攻め込みました。

 

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(青字が実戦の手、先手▲が私です。圭=成桂)

 

1分将棋の中で、▲4二飛成飛車切りを決断しました。

以下△同銀▲9六角△8二飛▲6三銀△同馬▲同角成と進展。

詰めろが続くかはギリギリだと思いましたが、いけるという直感を信じて踏み込みました。

 

結果的には好判断の踏み込みで、熱戦に終止符をうちました。

 

 

順位戦は残り1戦

中座七段との対戦は熱戦になりやすく、27手目に戦いが始まった本局も決着がついたのは149手目。双方1分将棋の大熱戦でした。

 

順位戦は残り1戦。さらにもう1勝の上積みできるよう、最終戦もしっかり準備していい内容の将棋を指したいです。

 

 

それではまた