2016年度は対局面で久しぶりに満足のいく1年でした。勝率5割を越えたのは4年ぶりのことで素直に嬉しいです。最後の2連敗はとても残念でしたが、それも実力と今は冷静に受け止めています。
全37局、全て居飛車で通しました。作戦がうまくいかなかった将棋は少なく、その点は手応えを感じています。
ここ最近は、コンピュータソフトを使って終盤を鍛える、新しい試みを進めています。
来年度こそ勝率6割を越えられるよう、精進します。
大好きな大相撲の世界では豪風関や嘉風関のように、既存の形にとらわれないトレーニング法と衰えぬ情熱で好成績をあげ続けるベテラン力士がいます。
私も、従来の勉強法にとらわれずに新しい試みを続け、情熱を失わず、歳を重ねても味のある将棋を指す棋士でいたいものです。
今期は体調不良を抱えて対局に臨むことがほぼなく、支えていただいている皆様と家族に感謝しています。
しばらく対局はお休みでしたが、新年度の対局も決まっています。
将棋を楽しむ気持ちを忘れず、充実した一年にしていきたいです。
応援のほど、よろしくお願い致します。
それではまた