フランス人留学生に将棋を体験してもらうワークショップが、4年ぶりに開催されました。スタートから携わり、今回で12年目。
コロナ禍も明けてようやく留学生が増えてきたことで再開となりました。
いままでは3回の開催でしたが、今回は人数の関係で1回のみの開催でした。
新講師
中断前はカロリーナ女流初段が講師を担当して、英語でフランス人に講義を行っていました。
しかし、カロリーナ女流初段が帰国してしまい困っていたところ、将棋世界誌上でのインタビューで、和田はな女流1級が英語を話せること、海外普及に興味があることを知りました。
そこで講師の依頼をしたところ快諾していただき、新講師として講義を担当してもらいました。
スライドを元に、和田女流1級が英語で講義を進めます。
スライドは中断前から使っている、私が作成したものです。今回、一文字駒仕様に手直ししました。
アメリカ在住時に現地の高校に通っていた和田女流1級は、発音も含めて英語力が高く、現役の棋士女流棋士ではNo.1かもしれません。
参加者も楽しそうに講義を聞いていました。
新たなスタート
今回はコロナ禍による中断からの再開ということで、運営メンバーやスケジュールにも変更がありました。
和田女流1級という心強い講師を迎えたうえに、将棋連盟からも今までより手厚く支援いただきました。
今年が、このイベントの新たなスタートになったように思います。
フランス人と日本人で将棋を指しているところです。
フランスではチェスが盛んなので、将棋もルールを覚えると飲み込みがとても早いです。
参加者は将棋を通じて楽しそうにコミュニケーションをとっており、文化交流の素晴らしさを再認識しました。
国際交流の一助として当イベントに今後も尽力していきます。
11年目を終えた際のブログで、
来年も無事に12年目を迎えられるようにしたい
と書いていました。まさかそれから3年も開催できないとは。
今回、無事に開催できるありがたみを実感しました。参加いただいた皆様、運営の皆様に感謝です。
まずは来年も無事に開催できるよう願っています。
それではまた