先手で相掛かりに。狙いの構想が実現してまずまずの序盤戦に。
3月の郷田九段戦に続き、本局も「鎖鎌銀」と呼ばれる指し方でした。
「鎖鎌銀」はかなりレトロな指し方ですが、令和の時代に入って復活しています。
これは相手の出方が昔と様変わりしていることと関係があります。
作戦勝ちとみて仕掛けたところまでは順調ながら、相手の強防に攻めを誤り混戦に。
さらにその後、攻め急ぎが出て不利に陥り、苦戦を意識して粘り強く指していました。
ごちゃごちゃした戦いが続く中、一瞬の勝機をつかんで逆転に成功。
秒読みの中でいいところに手がいきました。
苦しい戦いでしたが、もがき続けてなんとか順位戦の初戦を白星で飾りました。
長い一年の始まりです。もがいて足掻いて、しぶとく戦っていきます。
それではまた