将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

2021年度を振り返る

将棋界は4月~翌3月で区切りとなります。

2021年度の対局について振り返ります。

 

2021年度

15勝13敗と勝ち越しで終えました。

年度の最終日に勝って勝ち越しを決められたのは嬉しい結果でした。

 

年度の前半は消化不良の戦いが多く、成績も伸び悩むことに。

その中で竜王戦だけは星が伸びて、2組に昇級しました。

大きな目標を達成できて調子も上向きましたが、いい調子で迎えた12月の竜王戦2組の1回戦で負けて、自分の至らなさを思い知りました。

 

実力向上を目指し、年度の途中から将棋への取り組み方を少し変えました。

3月にはレーティングでかなり上の二人(木村九段・服部四段)に勝つことが出来て、いまのところ変えた決断がいい方向に出ているでしょうか。

 

2022年度からはさらに工夫を加えます。

いい結果につながることを願うばかりです。

 

一年通じて、コロナ禍の中でも心体整った状態で対局に臨めました。

支えてくれる家族に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

2022年度に向けて

 

・順位戦での昇級争い

・竜王戦での活躍

 

この2点が2022年度の目標となります。

順位戦では前半に黒星が集まりやすく、そこが大きな課題です。

 

2022年度の初戦は竜王戦2組の対局です。勝てば残留以上、負けると降級となります。

竜王戦はもっとも相性のいい棋戦なので、今年度も引き続き活躍を目指します。

 

藤井竜王をはじめ、若手の活躍が目立つ将棋界ですが、集中力のピークは40代中盤とも言われています。

実力向上への思いも強くあります。

目標として2つの棋戦をあげましたが、他の棋戦の対局も勿論全力を尽くし、一つでも多く勝ち星を積み上げたいです。

 

 

皆さんの応援が力になり、2021年度を無事に終えられました。

2022年度も応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

それではまた