将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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伊藤(真)六段戦

振り駒で後手になり、角換わり早繰り銀を腰掛け銀で迎え撃つ格好に。

相手の趣向により、23手目には戦いが始まりました。

 

早い段階から激しい展開となりましたが、総手数はなんと247手!

130手くらいで生じた千日手模様を成立寸前で打開したのですが、結果的には指し直したのと同じくらい指したことになります。

 

相手は61手目から、私は64手目から秒読みだったので、200手以上を双方秒読みで指し続けました。

10時開始、持ち時間各1時間で、終局は15時前。この持ち時間で対局時間が5時間もかかるのは異常です。

 

全体通しては、苦しい時間が長い中で粘り強く戦えたものの、踏み込みを欠いたのが結果的に響いたようです。

 

夏から対局が続いていましたが、次の対局(順位戦)を終えると間隔が空きそうです。

来年に向けて、力を蓄える時期にしたいと思います。

 

 

それではまた