角換わりに。午前中から駒が振り替わる激しい将棋になりました。
強気が功を奏す
迎えた中盤戦。相手が猛攻を仕掛けてきました。
かなり怖い局面ですが、相手の飛車が働いていないので、ギリギリなんとかなるのではないか、という感覚を元に強気に受けました。
▲5六同金は△同角▲同玉に△6五銀▲5七玉△5六金と王手銀取りで駒を一掃されます。
また▲5八金といった手だと△4八桂成が相手の角で飛車を取られる格好となりいけません。
困ったようですが、まず▲6五金と角を取り、△同銀に▲4七金と強気に受けました。
守りの金を差し出す常識外の手順ですが、駒を入手してからの反撃を狙っています。
この踏み込みが功を奏して優位を築き、終盤も難解でしたが、最後は2九の飛車が守りによくきいて制勝しました。
踏み込みを大切に
昼から終局(22時)まで、延々と詰む詰まないを読み続ける疲れる展開でした。
ただこうして踏み込んで勝ちをつかむのは、いまの自分の持ち味でもあります。
2020年はその持ち味に磨きをかけて、踏み込みを大切に戦っていきます。
順位戦は残り2戦。まずは当面の目標である勝ち越しを、そして一つでも多く勝ちを上積みして来期へつなげたいです。
それではまた