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将棋世界2月号 戦術特集「正しい王手の対処法 」

将棋世界2020年2月号の戦術特集「正しい王手の対処法 ―王手を掛けられても慌てずに―」で、講座と次の一手を担当しました。

 

 

将棋世界2020年2月号

将棋世界2020年2月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2019/12/28
  • メディア: 雑誌
 

 

基本

級位者~有段者まで、幅広く勉強になる内容になっています。

王手をかけられると焦ってしまいがちですが、基本を押さえて慌てないのが大切です。

 

基本編から例題を一つ。

 

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飛車で王手された図

飛車、角、香で遠くから王手されたときは、

  • 合駒をする
  • なるべく小さい駒を打つ

これが基本です。

この図でいえば、▲8七歩が正解です。

 

もし▲8七銀、とすると、△8六歩▲7六銀△8七銀と攻め込まれてしまいます。

 

応用

今度は応用編です。

 

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飛車で王手された図

 

▲8七歩と王手を防ぐのが普通の手ですが、一つレベルを上げた手を考えてみます。

ここで▲8六歩△同飛▲8七歩とすれば、相手は飛車を逃げるよりありません。

歩を1枚捨てることで手番を握れるのです。

 

手番を握るのは、勝つためには重要です。

王手をされている状態は、相手に手番を握られている状態で、その状態が続けば反撃のチャンスはありません。

そこでこうした手筋を使うことで、手番を奪うことができるのです。

 

この講座が読者の方の棋力向上につながれば幸いです。

 

 

それではまた