藤井聡太六段が最年少での棋戦優勝を果たしました。
号外も出て、将棋ファンのみならず、世間一般の皆様もご存知でしょう。
まず最初に、ただただすごいな、と思いました。
おそらく皆さんと同じ感想を持ちました。
2つ目に、「抜かれた」と思いました。
私はあと1つ勝てば六段に昇段しますが、まさか藤井六段に抜かれるとは、1ヶ月前は想像もしていませんでした。
(藤井六段は五段昇段から16日後に六段昇段)
藤井「七段」も早ければ5月頃に誕生するかもしれず、私が追いついてもまた先に行ってしまいそうです(笑)
3つ目に感じたことは、準決勝の羽生竜王戦を振り返りながら。
後手の羽生竜王が雁木に組んで迎えた35手目▲4五歩の局面。
私の研究で(1月の▲三枚堂六段戦と似た格好)、先手の藤井六段が作戦勝ちと見ていた局面でした。
モバイル中継より。
この羽生竜王戦、そして決勝の広瀬八段戦の、全棋譜と解説はモバイル中継でご確認ください!
先手番はわりと自分の得意な展開に持ち込みやすく、本局も藤井六段が経験値の高い展開に持ち込みました。それによって作戦勝ちをおさめ、その後のリード、そして勝利につながりました。
圧倒的な経験値を誇る羽生竜王相手に自分の土俵で戦えたことは、気持ちの上でも大きかったでしょう。
そういえばAbemaTVでの「藤井聡太四段 炎の七番勝負」でも7局中6局が先手番でした。注目される舞台での振り駒運を持っているようです。
振り駒で先手になっても、実力が無ければ羽生竜王に勝つことは出来ません。
この勝利、そしてこの優勝は、いまの藤井六段の実力を証明したものです。
ただ、強者はその実力に運も加わるものだな、というのが3つ目に感じたことでした。
それではまた