将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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小林(健)九段戦

後手で相掛かりに。

最近のプロ公式戦でテーマとなっている、飛車先歩交換の是非を問う将棋になりました。

私のほうが飛車先の歩を交換しなかったため先手が▲7七角と受けて、その角頭を狙うという展開に。

 

△7五歩から仕掛けて迎えた図。後手△が私で、昼食休憩の局面です。

 

 

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△7五銀といくと▲7六歩△同銀▲5五角と反撃してきます。そこからも難解で昼食休憩を挟んで考えましたが、自重して△5四歩と▲5五角を消しました。

以下▲5六歩△4二銀▲4八銀にようやく△7五銀。さらに▲6八角△3四歩と、相手の反撃筋を消していきました。

 

この辛抱が功を奏して7筋制圧に成功。その後相手の7~9筋の壁形を残したまま中央から攻めかかり、短手数で勝つことができました。

 

最近のいい流れをそのまま持ち込み、いい内容の将棋が指せました。

今月はまだあと1局あるので、しっかり準備して臨みます。

 

 

それではまた