将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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谷合五段戦

後手番で、相手の四間飛車に対して「中住まい」に構えました。先月の対戦では右玉(先後逆で▲4八玉)を採用しましたが、その後の研究で、この形には中住まい(△5二玉)の方がより有力ではないかと判断したためです。

序盤は相手の速攻を受ける展開となり、すぐに土俵を割らぬよう、時間を惜しまず慎重に指し進めました。
その甲斐あって反撃のチャンスを掴み、寄せを見い出せそうな局面まで漕ぎ着けましたが、そこで残り1時間のうち40分を投入したものの決定打を見つけられず、将棋は混戦模様になりました。

終盤はずっとバランスのとれた激戦が続きましたが、先にミスをしてしまい劣勢に陥ります。
それでも諦めずに食らいついた結果、最後に訪れた一瞬のチャンスを掴み取り、逆転勝利を収めることができました。

 

双方秒読みが長く続く中、精根尽き果てるまでの大激戦でした。苦しんだ前期は夜遅くまで集中力を維持できていなかったように思います。
様々な取り組みで改善を繰り返してきたことが、今期の結果につながっているのでしょう。

 

さて、これで順位戦は残すところあと1局です。
最終戦も昇級争いをしている強敵との対戦です。厳しい戦いになるのは間違いないですが、来期につなげられるよう全力を尽くします。

 

 

それではまた