Yahoo!ニュースに藤井聡太七段の11月の対局について書きました。
順位戦は6連勝に
本日行われた順位戦C級1組6回戦青嶋未来五段戦に勝利し、6連勝としました。
先手番の藤井七段は、珍しく矢倉を志向。
3手目に▲6八銀として矢倉戦法を選択したのはプロになってからは2局目です。
青嶋五段も意表を突かれたでしょう。
流行の急戦型に対し、藤井七段が居玉のまま右銀を繰り出したのがいい構想だったように思います。序盤は藤井七段がかなりの作戦勝ちに。
中盤戦、▲7七桂と守りの桂を交換して、その桂を攻めに使う指し方が秀逸でした。
竜を作ってからは盤石の指しまわしで、最後は一気に投了に追い込みました。
長考派同士の対戦で遅い終局が予想されるも、20:24と順位戦としては早い終局に。
青嶋五段に付け入るスキを与えず完勝でした。
C級1組は上位陣が崩れず、6連勝していても油断できない状況です。
それでも本局の勝ちっぷりを見る限り、昇級の可能性は高いと思います。
タイトル初挑戦の可能性は?
記事では佳境に入っている王将戦リーグについて行数を割きました。
藤井七段は残り2戦を連勝すれば挑戦権を獲得し、史上最年少でのタイトル挑戦となります。
今日の勝ちっぷりやここ最近の充実ぶりをみると、50%くらい可能性があるように思えます。
果たしてどうなるか、ご注目ください!
それではまた