将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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小倉八段戦、森下九段戦

結果は2連勝でした。

午前中は小倉八段との対戦。振り駒で後手になり、三間穴熊に急戦を仕掛けました。
前例の少ない攻め方で、両方の桂を跳ねていって襲いかかるというもの。
初めての指し方でコツがつかめず、成功とはいえないワカレに。

際どい終盤戦に入り、秒読みの中で踏み込んだのが勝因になりました。
かなり怖い格好ですが自玉に詰みなしとみたのが正しい判断で、そのまま勝ちにつながりました。

今年度はまだ勝ち星に恵まれてなかったので、2024年度の初勝利に。

 

午後は森下九段との対戦。振り駒で後手になり、▲トーチカ△雁木の相居飛車に。

作戦勝ちになりましたが、攻め方を誤って混戦に。第一感を信じきれずにひねった指し方をしたのがミスとなり、反省点です。

終盤はやや旗色の悪い戦いでしたが、相手も指しにくい手が正解だったようで、その点で運がありました。
最後は受けの好手で勝負を決めました。

 

2局ともリードできそうな場面でうまくいかず、一時はリードを許す苦しい展開でした。その中で終盤に勝ちをつかめたのは、研究会などで実戦での練習を増やしている効果だと思います。

一つキッカケをつかめたので、次に向けて前向きに進んでいけそうです。

 

 

それではまた