W杯の日本-ベルギー戦、今大会は多くの試合を観ましたが、自国という贔屓目があるにしても、ここまでのベストゲームと言って過言ではないと思います。
2点リードした時点で、大きく勝ちに近づいたと思いました。
ただ、ややアンラッキーだった1失点目が結果的には痛恨だったか。
2・3失点目は、ベルギーチームの技術の高さに見惚れてしまいました。
勝者のメンタリティ
ベルギー:3位
日本 :61位
世界ランキングでいえば大差でも、スコアは僅差でした。
その中で勝ちを拾い切るのが3位の力なのでしょう。
先日とある上位棋士の方に
「客観的に見て勝つ可能性が高い相手と指すときにどんなことを考えるか」
と聞いたとき
追い込まれたとしても勝つ確率が高いと思って頑張る
この回答に勝者のメンタリティを強く感じました。
ベルギーの苦しいときを支え、日本があと一歩届かなかった要因。
それが勝者のメンタリティ、なのでしょう。
強くなるために大切なこと
今回の日本代表は、大会前に一悶着あり、結果的に経験を重視したメンバーが選ばれました。
最終結果はいままでも最高タイなので、そこだけをみれば成功です。
一方で経験を重視したことで若手が選ばれず、4年後が心配されています。
私もそう思っていたのですが、試合を観てきて違う考えも浮かびました。
W杯では初めて活躍した、酒井宏選手・柴崎選手といったところは、世界のトップリーグのチームに所属しています。
酒井宏選手はフランスの強豪チームに所属してネイマールとしのぎを削り、柴崎選手はスペインでレアル・マドリーと対峙しています。
4年に1回の舞台も大切ですが、強くなるためにより大切なのは普段の環境なのではないかと思い直しました。
将棋のプロの世界も一緒で、一番大切なのは日々の努力の積み重ねであり、日常的に強敵と対峙していることなのだろうと、改めて実感しました。
そうして一歩一歩進む中で勝者のメンタリティが培われていくのでしょう。
今回残念ながら選に漏れ、世界に活躍の場を求めている若手の井手口選手や中島選手に4年後は期待したいです。
またイニエスタがヴィッセル神戸に入団して盛り上がるJリーグのレベルアップも必要になってくるでしょう。
まだまだ続くW杯
準々決勝では、
フランスーウルグアイ(日本時間7月6日23時キックオフ)
ブラジルーベルギー (日本時間7月7日3時キックオフ)
という、優勝候補同士のぶつかり合いに胸が踊ります。
7月6日は長い持ち時間の対局があるので、帰宅後に観戦するのにピッタリです。
それを楽しみに、目一杯対局に力を費やそうと思います。
それではまた