将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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YouTubeを「見るだけ」で終わらせない。NotebookLMで将棋動画を教材にする方法

YouTubeで定跡の解説動画を見ていると、「なるほど、こういう手があるのか」とその瞬間は理解できた気がします。
ところが、実際に盤の前に座ってみると、あの感覚がどこかへ消えている——そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

動画を「見た」のに、身についていない。おそらくその原因は、視聴が「受動的」な行為だという点にあります。画面を流れる情報を眺めているだけでは、記憶に定着するだけの処理が脳に起きていないのです。

NotebookLMにURLを入れるだけ

その問題を解消する方法として、私が最近活用しているNotebookLMが有効です。
以前、NotebookLMでの「能動的な勉強法」について記事にしていますので、こちらも参考にしてください。

 

www.toyama-shogi.com

 

使い方はとても簡単です。NotebookLMを開き、ソースとしてYouTubeのURLを貼り付けるだけです。

NotebookLMが優れているのは、内容を要約するだけでなく、「フラッシュカード」や「クイズ」を自動生成してくれる点です。

「フラッシュカード」は、動画の要点をカード形式で表示し、自分で答えを考えてからめくる仕組みです。
「クイズ」は4択形式で出題され、正解を選ぶことで理解度を確認できます。

例えば「次にどう指すべきか」選択肢を見ながら考えることで、ただ動画を見ているだけでは起きなかった「自分で考える」という行為が生まれます。

参考になる動画を見つけたとき、まずNotebookLMにURLを入れてみる。そのひと手間が、「見た気になる勉強」から「本当に身につく勉強」への入り口になるかもしれません。

実際の出来は

今回の記事を書くにあたり、イトシンTV(伊藤真吾六段のチャンネル)の「二枚落ち二歩突っ切り講座」で試してみました。

 

www.youtube.com

URLをNotebookLMに入れてフラッシュカードやクイズを生成したところ、符号等に誤りはあったものの、学習には十分役立つ内容でした。

私がnoteに記している記事であれば、NotebookLMが解析しやすいように作られているので、フラッシュカードやクイズを生成したときに誤りが生まれにくくなります。

note.com

旧来の駒落ち定跡ではなく、令和の時代に合わせて私が作成した定跡なので、NotebookLMでの学習と併せてお楽しみください。

 

試した感想や、他にNotebookLMの活用法として気づいたことがあれば、Xで教えていただけると嬉しいです。

 

最後に、NotebookLMでフラッシュカードやクイズを生成する際に使用する「カスタムプロンプト」を記載しておきます。

フラッシュカード(クイズ)を◯枚作成してください。
【厳守ルール】
符号の正確性: 将棋の符号や手順の前後をソース通りに正確に記述してください。
符号の表記:▲or△+算用数字+漢数字(例:▲7六歩、△3四歩)としてください。下手が▲、上手が△です。