将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

吉池四段戦

振り駒で後手になり、相雁木へ。吉池四段といえば雁木のスペシャリストですが、敢えてそこに立ち向かいました。精一杯の準備をして臨んだつもりです。

序盤早々、相手の工夫に悩まされることに。ここで形勢を損ねずに立ち回れたのは準備が生きたところでした。相手のミスもあって優勢に。

中盤、リードを実感して長考に沈みました。形勢の良さは感じたものの、選択肢が広くて難しい局面でした。
ここで中途半端な順を指したのが悔やまれます。相手に思わぬ好手があり、形勢を戻されてしまいました。
さらに相手に気が付きにくい好手を指されて一気にリードを奪われてしまい、キレイな一手負けとなりました。

 

雁木のスペシャリスト相手に中盤までリードを奪えたことは嬉しいですし、勝てる流れに入りつつありました。
そこでのミスに、今の自分の至らなさが凝縮されていたように思います。

残念な結果ですが、来週から始まる順位戦に向けて糧としていきたいです。

 

それではまた