将棋界は4月~翌3月で区切りとなります。ここから、2024年度の対局について振り返ります。
2024年度
12勝19敗(未放映のTV対局除く)でした。
残念ながら3年連続の負け越しで、ここまで負けたのは10年ぶりです。
竜王戦で降級、順位戦で降級点と、長時間の将棋で全く勝てなかったのが大きな要因です。
明るい材料もあります。年明けから成績も内容も上向きなことです。
NHK杯で14年ぶりの予選通過。レーティング上位の人に白星をあげるなど、2025年度に向けて希望が出てきました。
2025年より新会館での対局が始まりました。そしてここ数年の懸念だった腰痛により、2月から椅子で対局をするようになりました。棋士人生において大きな決断で、新会館になったからこそ思い切って申請を行えました。
正座での対局では対局後の数日間に足腰の不快感と付き合う必要がありましたが、椅子対局によって大きく軽減され、気持ちも前向きになりました。
長時間での成績不振と逆転負けの多さが全体の勝率を押し下げた要因なので、椅子対局によってそこが改善されれば、2025年度はもう少しいい成績を残せるのではないかと思います。
2025年度に向けて
- 自分の長所を生かした戦型選択
- 年度17勝、長時間の対局を5割以上に
まずは将棋の内容について。
10年ほど様々な戦型にチャレンジしてきましたが、歳を重ねるにつれて自分の棋風に合わない戦型を指す難しさを感じるようになりました。
年度を通して振り返ると、自分の長所を生かした展開になればいい勝負が出来ていたので、よりその点にフォーカスしていきたいです。
この3年ほど、一門の弟弟子を中心に研究会を行っています。
学校が休みの期間ということもあり、この一週間は弟弟子を交えた研究会を合計で3つ行いました。そして、皆の成長ぶりを肌で感じて、身が引き締まる思いがしました。
一門では、46歳で順位戦昇級を果たした佐藤和俊七段や、記録部門で三冠&新人賞を受賞した岡部怜央五段など、皆さん活躍が目立っています。
いい刺激をもらっているので、私も彼らに負けずにいきたいものです。
そのためにも、特に長時間の対局の成績を向上させるのが大きな目標です。それが叶えば年度17勝も射程圏に入ってくるはずです。
今年度の初戦は、長時間の竜王戦が予定されています。
関西将棋会館での初めての対局です。
年度も変わり、新会館で気持ち新たに臨んできます。
困難な状況でも戦ってこれたのは、家族やファンの皆様の支えが大きかったです。
2025年度も応援のほど、よろしくお願いいたします。