11月2日、新刊の発売が開始されました!
「スマート新書」の名の通り、非常にコンパクトなサイズの本です。
価格も550円(税込)と、将棋の本としてはかなりお買い得です。
書店での販売はありませんので、Amazonよりご購入ください。
Kindle版もあります。
発売開始時からKindle Unlimitedにも対応しています。
大人用入門書
将棋の入門書は子供向けが多く、大人用が少ないのが現状です。
将棋を覚える子供が多い証拠でもあると思いますが、一方でせっかく始めようとしている大人の方にとって、「まんが子供将棋入門」ではちょっと辛いでしょう。
また、駒の動かし方を覚えたあとにどうすればいいか、そこを説明している本が少ないとも感じていました。
本書は、将棋のことはとても易しく、大人向けの言葉使いで書かれています。
そして「ロジック」に重点を置き、なぜこう指すべきなのか、どう駒を配置すべきなのか、そういったことを理屈で説明しています。
感覚で入るよりも、しっかり理屈で積み重ねていったほうが上達が早いからです。
本書では例えば、
- 序盤での駒組みにおける優先事項
- 中盤の目的
- 終盤で勝つための道筋
といったことを理屈で説明しています。
駒の動かし方の次の段階をここまで丁寧に説明した本は珍しいと思います。
第5章までは符号を使わずに書いており、入門段階の方にいかに易しく書くか苦心しました。
将棋を始めてみよう、そう思った方に自信をもってオススメできる一冊です。
価格もお手頃なので、将棋を始めたい方が周りにいらしたらぜひオススメしてください!
保護者の方にも
私はいくつかの将棋教室で講師を担当しています。
そこでみていると、子供が将棋を習っていても、自分も一緒に将棋をやろうとされる保護者の方はあまりいらっしゃいません。
先日、内々で開催した子供向けの将棋イベントでは、保護者の方に本書をたくさんお買い上げいただきました。
「大人のための入門書」ということが、将棋に対してハードルが高かった方の心に響いたのかもしれません。
保護者の方も、気持ちとしてはお子さんと一緒に指したいのでしょう。
将棋は最高のコミニュケーションツール(第8章にも書きました)なので、ぜひ親子で指していただきたいです。
この本で将棋を覚えた、そういう方が一人でも増えて将棋普及の一助となれば私としては幸いです。
ぜひお手にとっていただけますよう、よろしくお願い致します。