将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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青嶋六段戦

振り駒で先手になり、後手の雁木に急戦を仕掛けました。

 

積極策が功を奏して形勢をリードしていたようです。

ただ局面は複雑で、あまりリードを実感しないまま進めていました。

 

難解な終盤戦で、感想戦でもハッキリとした結論が出ない将棋でした。

最後はギリギリのところで誤り、一瞬のスキをつかれて一気に詰まされました。

 

将棋AIによれば終盤はこちらに勝ち筋があったようです。

実戦では全く浮かんでいない筋だったので、ほぼ結果論といえるもの。

しかし、そういう筋を拾って勝ちをつかめないのもまた実力です。

 

いくつか課題を設定して臨んだ対局でしたが、まるで解消されていないことが実証されました。

次の対局まで間隔が空くので、必要な点を見直していきます。

 

前期から苦しい戦いが続いていて、ずっともがき続けています。

もがきながらも前進出来ている手応えもあるので、それを心の支えに頑張ります。

 

 

それではまた