将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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山本(博)四段戦

先手で相穴熊に。

三間飛車は予想通りでしたが、まさか穴熊にしてくるとは思わず、予想外の戦型でした。

 

中盤の折衝で大きくリードを奪いましたが、小ミスをして形勢が接近。

そこで順位戦らしく負けにくい形を目指し、金銀2枚だった穴熊を補強し続けて気がつけば金銀4枚+飛車2枚の鉄壁の囲いに。

 

堅陣をバックにあとは決めるだけと攻め合いに。

やや危ないところもありましたが、補強したことと序盤に端の位をとったのがききました。

最後は穴熊の遠さを生かして切り込み、一手勝ち。

 

順位戦らしい、ねちっこい指し方で勝ちをもぎとれました。

これから長い一年が始まる、そう実感した一局でした。

 

終盤は寄せを逃したり、最後は簡単な詰みを逃したりと、精度を欠く内容でした。

次局も順位戦なので、反省すべき点をふまえて次に向かいます。

 

 

それではまた