将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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大平六段戦

後手で相手の矢倉志向に左美濃急戦を採用。

順位戦では今期の初戦が同じ格好で、最初と最後が同じ戦法になりました。

 

快勝

攻め始めてからは強気に押していき、飛車も角も捨てての猛攻。

最後は左美濃の遠さを生かして一手勝ちに。

 

途中までは公式戦で指したことがあり、研究を深めていた形でした。

昔の勉強が今になって生きた格好です。

 

今期の最後をいい形で締めくくることができました。

 

勝ち越し

順位戦は、6勝4敗で終了。

今期の状態の悪さを思えば、勝ち越しで終えられたのは上出来です。

 

4敗の相手は全て昇級争いに絡んでいました。

そこで勝てなかったのがいまの実力です。

 

また、先手番で2勝(3敗)だったのも残念な点です。

3回戦の高見七段戦、5回戦の佐藤(紳)七段戦と、先手番で優位を築きながら逆転負けを喫したのが今期を象徴しています。

 

来期は例年より早めに開幕する予定と聞いています。

今期の反省を生かして精進し、もう一つ、もう二つの上積みを目指します。

 

 

それではまた