将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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Yahoo!ニュースに投稿しました「強敵を3タテ。タイトル挑戦まであと3勝とした藤井聡太七段の隙のなさ」

Yahoo!ニュースに、2月29日に行われた棋聖戦決勝T斎藤慎太郎八段―藤井聡太七段戦について書きました。

 

news.yahoo.co.jp

 

角換わり

昨日の角換わりは、下記で紹介した現代角換わりの基本図とは違う形に。

 

www.toyama-shogi.com

 

後手が9筋を受けないかわりに、攻撃態勢と玉形を整えるのを急ぐ指し方でした。

この指し方自体は、1月の斎藤八段ー藤井七段戦でも出てきました。

 

その時は先手の藤井七段に工夫の手が出てリードを奪いました。

 

ただ、その対局のあとに豊島竜王・名人が後手で工夫の手を出して快勝。

その流れを受けて、斎藤八段もその工夫の手を藤井七段にぶつけました。

 

しかしそれも藤井七段の研究範囲だったようで、さらなる工夫を見せました。

この辺りの対応の速さに研究の深さを感じます。

 

結果的には藤井七段の工夫が生きてリードを奪い、それが一局通じて大きなアドバンテージとなりました。

藤井七段の角換わりはいつも新しい工夫があり、だからこその高勝率といえます。

私自身も勉強になります。

 

鬼滅の刃

AbemaTV将棋チャンネルでの解説をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

今回はAbemaTVの番組紹介で、大人気アニメ『鬼滅の刃』を紹介しました。

 

『鬼滅の刃』はずっと存在を知っていたのですが、ハマったのはここ2週間ほどのこと。

漫画やアニメは中学生の頃からあまり興味がなかったのですが、ストーリーのテンポの良さに引き込まれました。

アニメは画もキレイで、音楽もマッチしていて、Abemaビデオで観ていると時間を忘れてしまいます。

 

それもあって、解説でも『鬼滅の刃』に出てくる技などを織り込んでみました。

コメントやTwitterでは好評だったようです。

機会があれば他でも、『鬼滅の刃』にたとえて将棋を解説してみようと思います。

 

 

それではまた