将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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佐藤(紳)七段戦

先手で相手の雁木に急戦を仕掛けました。

本局は、後ろ向きな手が多く、それが負けにつながりました。

 

後ろ向きな手

中盤戦。局勢をリードして迎えています。

相手が歩を突き捨ててきました。

 

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(青字が実戦の手、先手▲が私です)

 

▲同飛は△7五飛が王手銀取りなので、歩で取るか銀で取るか。

長考の末、▲4六同銀と取ったのが悪手でした。

なぜ攻めの銀を引いてしまったのか。理解に苦しみます。

 

この後も、中途半端な守りの手、無理な引っ張り込みで形勢を悪化させ、最後はギリギリの寄せを決められて完敗でした。

 

前向きな気持ち

本局は気持ちが前向きではなかったように思います。

一年通じて戦う中でこういう日もあります。

原因は全て自分の中にあるので、30代の未熟さとしてもうすぐ迎える40代での課題としておきます。

 

 

それではまた