後手で相掛かりに。順位戦は先後5局ずつですが、今期は後手の5局中4局で相掛かりになりました。
強烈な桂打ち
22手目に飛車交換になる激しい展開。迎えた図は夕食休憩の局面です。▲5三桂と攻め込んできたところ。
夕食休憩を挟んで1時間以上考えるものの、考えれば考えるほどに攻めが厳しくて劣勢を意識しました。
△7一金や△6二金と逃げると▲2六馬が絶好で、▲4一桂成から金を取ったり、▲4一飛から寄せを狙われたりして受けがききません。かといって▲2六馬に△4四香と馬道を止めると▲3四銀と使われてしまいます。
受けがきかないので△1九飛と攻め合いましたが、最後は明快な一手負け。
中盤の折衝でのミスを、▲5三桂の一撃で咎められて完敗でした。
順位戦を終えて
今期は6勝4敗という成績で幕を閉じました。
納得のいく将棋が少なく、実力以上の成績だったと思います。少し前を思えば、2期連続で勝ち越したのは喜ぶべきことかもしれません。
特に最後の負けで課題がハッキリしました。敗戦を無駄にしないよう、この悔しい気持ちを次の開幕までエネルギーとしていきます。
昨日は隣で兄弟子の佐藤和俊六段が昇級をかけて戦っていました。
勝って見事にC級1組昇級を決めました。おめでとうございます!
私も兄弟子を見習って、年齢や年数に関係なく精進を続けていきたいです。
師匠も喜びのツイートをしていました。
順位戦C級2組。
— 加瀬純一七段 将棋教室 (@kase_shogi) March 7, 2019
一番弟子の佐藤 和俊六段がC1組に昇級しました!
同時に石井 健太郎五段(所司門下)も昇級。
二人とも本当におめでとう! 嬉しい~~!(^^)!
努力を続ければ必ずチャンスは巡ってきます。そこで「機会の窓」を開けられるかどうか。その瞬間のために精進が必要です。それを胸に、少しでも実力を向上させて6月の開幕を迎えたいものです。
それではまた