将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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Yahoo!ニュースに投稿しました!「振り飛車は冬の時代へ。復活のカギは「藤井システム」か?」

Yahoo!ニュースに、振り飛車の現状について書きました!

 

news.yahoo.co.jp

 

三間飛車+藤井システムとは?

 

記事に書いた「三間飛車+藤井システム」は、兄弟子の佐藤和俊六段が得意としていて、NHK杯などで結果を残したことで広まりました。

 

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2018年7月19日C級2組順位戦▲八代弥六段-△佐藤和俊六段


ここから△7三銀▲5七銀△7二飛、と振り飛車にこだわらずに指すのがポイントで、藤井システムらしい手順です。

そしてこのあと△3二金~△4二玉~△5二金と雁木囲いに組みます。

雁木囲いの復活も、三間飛車+藤井システムの発展につながっているのです。

 

なおこの対局は、2018年10月14日に、将棋連盟ライブ中継アプリで『定跡探検隊』として詳しい解説付きで配信しています。ご参考ください。

 

また佐藤(和)六段はこの作戦について戦術書を書いています。

 

緩急自在の新戦法!  三間飛車藤井システム (マイナビ将棋BOOKS)

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振り飛車党も居飛車感覚が必要か?

私自身も元々は振り飛車党だっただけに、今回の記事は心情的に難しい面もありました。「振り飛車冬の時代」はやっぱり寂しいです。

やや専門的ですが、振り飛車党は居飛車感覚を身につけないと厳しい時代でしょう。それは上記の三間飛車+藤井システムで雁木囲いを使いこなす必要がある、といった点に現れています。

 

いま思えば振り飛車の大家である大山康晴十五世名人は、居飛車を中心に指していた後に振り飛車党に転向しています。

振り飛車党も居飛車の感覚を身に着けることが大切なのかもしれません。

 

大山康晴全集は、私も若い頃にずいぶん並べました。

私自身の将棋の基礎を作ったと言っても過言ではありません。

今度リメイク版が発売されたので、ご紹介します。

 

 

 

それではまた