今週は表に載らない対局がありました。また発表が出たら結果と内容について触れようと思います。
さて、フランス人留学生に将棋を体験してもらう毎年恒例のワークショップ。今年で8年目を迎えました。
一昨年の記事
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7月の土曜日に3回行われ、私はそのうちの2回に参加。北尾女流とカロリーナ女流には全3回にご参加いただきました。
学生の皆さんの国際交流の一貫として始まったこのイベント、中心メンバーが社会人になっても様々な方を巻き込んで続いています。
今回は3点大きな違いがあり、それによって今までよりもさらにいいイベントになりました。
1.カロリーナ女流が全3回の講義を担当(今までは基本的に私が担当)
2.初期に参加したフランス人が運営メンバーとして参加
3.日本人参加者の幅が大きく拡大
1は、カロリーナ女流自身、こうした講義は得意なようですが、それにしても上手で感動的ですらありました。
いままでの通訳を通した私の講義と比べて、英語での講義という点でも、勿論その中身でも、参加者の満足度はずっと高かったと思います。
カロリーナ女流の講義を見ていて気が付いたのが、文化の差。
私自身が講義をした際、ここで盛り上がるかな、というポイントを用意するのですが、今まではそれが伝わりませんでした。
カロリーナ女流が用意した盛り上がりポイントは思いもよらぬ所で、それが常に大盛り上がり。
なるほどこれが文化の違いか、と痛感しました。
1の写真を何点か。
参加の皆さんが楽しそうなのが印象的です。
2は、第1回に参加した日本で働くフランス人が運営メンバーに入ってくれました。
日本語とフランス語に通じていて、積極性もあり、心強い味方に。
参加者が後年運営にまわるようになると、その教室はうまくいくと考えています。
そういう点で、嬉しい出来事でした。
3は、facebookを通じて中心メンバーが多くの人に声をかけてくれたことで、日本人参加者が増加しました。
将棋か言葉ができれば参加できるイベントなので、国際交流に興味のある参加者が増えてほしいものです。
カロリーナ女流は今後も講義を担当してくれそうですし、2や3もより一層の広がりがありそうだと聞いています。
将棋連盟からの応援もいただいており、私自身もモチベーションを持って来年も携われそうです。
今回のイベントでは、今後の海外普及におけるカロリーナ女流の存在の大きさを実感しました。
いい成績を残して正式な女流棋士になることを期待しています。
最後にイベントの写真を。
それではまた