明日は電王戦第2局永瀬六段-Selene戦。
将棋電王戦FINAL 第2局 永瀬拓矢六段 vs Selene - 2015/03/21 09:30開始 - ニコニコ生放送
PVは将棋電王戦FINAL 第2局 永瀬拓矢 六段 vs Selene ‐ ニコニコ動画:GINZA
ここまで電王戦はリベンジマッチを除くと人間側が3勝(阿部光五段・豊島七段・斎藤五段)ですが、全て先手番での勝利です。先手で主導権を奪い、早い展開から終盤で突き放すという流れが共通しています。
対して後手は持将棋が1局あるだけで全敗。対コンピュータではいかに主導権を握るかが大切、ということが読み取れます。
今回永瀬六段もどう主導権を取るか、ドキュメント動画を観ると難儀してそうです。
人間は未知の局面に遭遇すると対応が難しいことがあります。私自身も昨日の練習将棋でそういった場面があり、途中まではバランスを保てたものの、先にミスを出して負けました。
特にコンピュータは思いがけない手を指してくることがあるので、それに慣れることが大切です。Seleneは特にそういった傾向があるため、永瀬六段がうまく対応出来るかが勝負の大きなポイントとなりそうです。
上記したように、人間はコンピュータと比べて想定外の場面に弱いところがあります。
これは将棋に限らないことで、昔から「心構えが大切」というのは、その弱点を出さないための先日の知恵なのでしょう。
こうした人間の特徴が、コンピュータとの対比によって一つ一つ導き出されていくのは面白いことです。
4月2日に「人工知能」を題材として、現代的アーティストでPerfumeの映像で知られる真鍋大度さんとPonanza開発者の山本一成さんがトークするイベントがApple Store , Ginzaで開催されます。私がコーディネートしており、当日も司会として参加します。
4/2(木)アップルストア銀座でトークイベント開催! | イベント|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟
このイベントでは、人間とコンピュータの関係、人工知能の今後、をテーマにしています。未来を考える時にこのことが大きなテーマとなることは間違いありません。
電王戦もこうした示唆をより含み、世の中にアピールしていきたいものです。
平日の夜に銀座という好立地、しかも入場料無料です。多くの方にご参加いただければ幸いです。
それではまた