将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1/31(金)、第10回「将棋対局~女流棋士の知と美~」が開催されます!

「女流棋士の知と美」、おかげさまで第10回を迎えます! 今回は記念イベントとして、解説の羽生善治九段など豪華メンバーでお送りします。 www.shogi.or.jp 豪華出演陣 私は総合プロデューサーとして第1回から携わっており、将棋イベントが初めての方でも安…

近藤(正)六段戦

振り駒で後手になり、近藤六段得意のゴキゲン中飛車に急戦で対抗しました。 実戦詰将棋 終盤、相手が猛攻を仕掛けてきて、こちらの玉は受けなしに。 相手玉が詰むかどうかの勝負になりました。 図は△3六桂に▲1八玉と逃げたところ。 ここで妙手がありました…

初心者の大人向け連載「3分でわかる将棋入門」第6回 金と銀はお殿様の護衛隊

1月29日、「3分でわかる将棋入門」の第6回が公開になりました。 froggy.smbcnikko.co.jp 三間飛車 今回から少しレベルを上げて、棒銀から三間飛車戦法の解説にうつりました。 私は級位者の方に三間飛車をおすすめしています。 記事にも書きましたが、改めて…

明日対局

明日は第70期王将戦一次予選1回戦、近藤正和六段戦

Yahoo!ニュースに投稿しました「A級順位戦「ラス前」一斉対局。羽生九段ら、残留争いの行方は」

Yahoo!ニュースに、29日に行われるA級順位戦ラス前について書きました。 news.yahoo.co.jp 追記:28日公開時点で一部情報を誤って記載していました。修正を行い、29日朝に改めてアップし直しました。 中継予定 各メディアの中継予定について、リンクを貼って…

文春オンライン「将棋棋士・遠山雄亮の眼」瀬川晶司六段について寄稿しました!

1月27日、文春オンラインの記事が公開になりました。 bunshun.jp ブログ研 記事に書いたように、瀬川六段とはブログ研という研究会で一緒でした。 この研究会は、最初に渡辺三冠と片上七段と私の3人が決まっていました。 最後の一人をどうしよう、という時…

千葉七段戦

振り駒で後手になり、相掛かりへ。 とにかく難解な将棋でした。 詰めろ逃れの詰めろ 迎えた終盤戦。 5四の桂を歩で取ったところ。 次は△5六銀からの詰めろです。 (青字が実戦の手。後手△が私です。圭=成桂) 実戦は▲8一飛ときました。これには△7一金の…

明日対局

明日は第33期竜王戦 3組ランキング戦1回戦、千葉七段戦

田中(悠)五段戦

振り駒で先手になり、乱戦に。 序盤で失敗したうえに相手の強襲をウッカリし、一気に敗勢へ陥りました。 一手負け 迎えた終盤戦。 ▲3二歩成は▲4一と~▲5一とをみて受けにくい攻めですが、▲5一とまでは相手玉に脅威がないので、うまく迫られると負けそう…

明日対局

明日は第46期棋王戦予選1回戦、田中悠一五段戦

初心者の大人向け連載「3分でわかる将棋入門」第5回 将棋の駒は交換してこそ価値が出る

1月14日、「3分でわかる将棋入門」の第5回が公開になりました。 froggy.smbcnikko.co.jp 駒得 初心者のうちに大切なのは「駒得」に意識を向けることです。 「タダで(犠牲なく)取る」のはわかりやすいですが、「交換して」得するとなるとやや難易度が上が…

Yahoo!ニュースに投稿しました「渡辺王将、防衛に向けて好スタート。強さの秘訣は「積極性」にあり」

Yahoo!ニュースに、王将戦第1局について書きました。 news.yahoo.co.jp 8割越え 記事中ではさらっと書きましたが、渡辺三冠の勝率は異常ともいえるレベルのものです。 38局中31局がB1以上の棋士との対戦であり、トップ棋士と対戦を重ねて8割以上の勝率をあげ…

長谷部四段戦

角換わりに。午前中から駒が振り替わる激しい将棋になりました。 強気が功を奏す 迎えた中盤戦。相手が猛攻を仕掛けてきました。 かなり怖い局面ですが、相手の飛車が働いていないので、ギリギリなんとかなるのではないか、という感覚を元に強気に受けました…

明日対局

明日は第78期名人戦・順位戦 C級2組8回戦、長谷部浩平四段戦 中継:名人戦棋譜速報

Yahoo!ニュースに投稿しました「「勝率」と「戦法の流行」から読み取る2020年の将棋界。戦国時代、その先は。」

Yahoo!ニュースに、将棋界の2020年の展望を書きました。 news.yahoo.co.jp トップ棋士同士の勝率 2019年の初めに書いた展望記事では、トップ棋士同士で勝率の高い棋士を注目棋士としてあげました。 結果、木村王位ら名前をあげた多くの棋士が、タイトル獲得…

2020年の抱負

2020年は一つの軸をもって抱負とします。 2020年の軸 時間を大切にする これが今年の軸です。 昨年末に40歳となり、40代が幕を開けました。 特に対局の面では、ここから数年が棋士人生の勝負所です。 勉強や準備のときに集中力を高めることで、時間を大切す…