将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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三枚堂六段戦

後手で角換わり拒否からの相雁木模様(後手は△4三金4二銀型)に。

最新形といえる格好で、研究を深めている形でした。

 

成否は微妙ながら、思い切って仕掛けたのが功を奏してペースを握りました。

迎えた図で、いい手が指せました。

後手△が私です。

 

 

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ここで△4五銀と桂を取って手応えを感じました。

歩で取れるところをあえて銀でいくのが格言通りの

「終盤は駒の損得より速度」

▲同歩には△6七桂が強烈です(▲6九玉には△8九飛成)。

2四の角の道が開くのも見逃せないポイントです。

 

実戦は▲7四馬と飛車を狙ってきましたが、△5六銀▲8五馬△6七歩成と銀のドリブルで敵陣への侵入に成功。そのまま攻めきりました。

 

先月三枚堂六段には悔しい逆転負けを喫していたので、勝ちたい気持ちを強くもって臨んだ一番でした。優勢になってからはいつも以上に慎重になりました。

 

順位戦も残り2戦。モチベーション高く、しっかり準備をして臨みます。

 

 

それではまた