将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

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杉本和四段戦

先手で、先月の対戦と先後を入れ替えて似たような出だしから、相穴熊へ。

中盤、相手の猛攻を凌いで優勢になりましたが、当然の一着を指さなかったことで混戦に。

 

図は最終盤。△7二金引と詰めろを受けたところ。

銀を渡すと先手玉に詰みが生じます。ヒヤリとしましたが、穴熊らしい手が出ました。

先手▲が私です。

 

 

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▲8七飛が絶対詰まない形を作る、穴熊らしい手。

△8八馬の筋を消せば、先手玉には詰めろがこない格好です。

詰まない形が出来たことで初めて手応えを感じました。

 

一手勝ちがハッキリし、ここで相手が投了。

ミスも多い将棋でしたが、最後の最後にいい手が指せました。

ここ数戦、終盤でいいところに手が行っています。いい流れを切らないようにしたいものです。

 

 

それではまた