将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

著書の3冊について

前回の記事にも書きましたが、ブログを一部リニューアルしました。

サイドバー(PCのみ)のプロフィールを充実させたのが主な変更点です。

 

今回は著書についてもう少し詳しくご紹介します。

3冊とも絶版になっていますが、Kindleで買うことが可能な本もあります。

 

 

 

マイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイド

マイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイド

 

 

 

角道を止めない中飛車、いわゆるゴキゲン中飛車についての本です。

第1・2章で中飛車の理想的な展開を解説。

第3・4章では対居飛車穴熊の時の指し方を解説。

第5章では「遠山流」と呼ばれる角交換型の指し方を解説。

第6章は自戦記です。

 

8年ほど前の本ですが、基本は変わりませんし、いまでも使える変化が多いと思います。自戦記では、いまでも記憶に残る逆転負けを喫した、森内俊之名人(当時)との対局を紹介しています。

 

ゴキゲン中飛車は人気の戦法で、当時は戦術書が少ないこともあってわりと売れたようです。

現在はKindleで入手可能です。

 

 

 

遠山流中飛車急戦ガイド (マイコミ将棋BOOKS)

遠山流中飛車急戦ガイド (マイコミ将棋BOOKS)

 

 

角道を止めない中飛車、いわゆるゴキゲン中飛車についての本で、こちらが第2弾。

第1章は中飛車の理想的な展開を解説。

第2章は居飛車が5筋の歩交換を許さない指し方を解説。

第3章は先手中飛車の序盤戦術について解説。

第4・5章は居飛車が右銀を繰り出す急戦策を解説。

第6章は超急戦とよばれる激しい展開を解説。

 

自戦記は各章の最後に一部を掲載していて、第4章では加藤一二三九段との対戦を紹介しています。

持久戦編よりも急戦編のほうが定跡の進歩が著しいですが、この本を読むことで基本は押さえられると思います。

 

こちらもわりと売れたとのことで、いまでもファンの方から「この2冊で中飛車を勉強しました」と言っていただくことが多くあります。嬉しい限りです。

現在はKindleで購入が可能で、Kindle Unlimitedでも入手可能です。

 

 

 

新鋭振り飛車実戦集 (マイコミ将棋BOOKS)

新鋭振り飛車実戦集 (マイコミ将棋BOOKS)

 

 

4名での共著。この本が初めての著書でした。

弟弟子の戸辺七段との共著で、師匠のお客様に喜んでいただいた記憶があります。

 

残念ながら現在は入手が困難です。

 

 

2010年にモバイル編集長に就任してからはなかなか本を書く時間が取れていませんが、また書きたい気持ちは強くあります。

いまは居飛車党なので戦術書は難しい(私より適任者が沢山いる)ので、将棋の内容であれば、PCやスマホを使った上達法をまとめるのが私の持ち味が出ると考えています。

将棋に関連することであれば、好きな分野である「将棋とAI」について書いてみたいです。

本は自分が考えていても出せるものではないので、そういったご依頼をいただけるように活躍していきたいものです。

 

 

それではまた