将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山プロの対局やお知らせ、将棋界について

石田四段戦

後手で、矢倉模様から急戦というより乱戦調に進みました。

昨年11月の八代戦と似た進行で、研究も重ねていて自信をもって進めていたのですが。

 

図での一手が一局の行方を決めてしまいました。後手△が私です。

 

 

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▲9五角の王手飛車が見えていますが、無視して△6五歩と攻めていきました。

しかし勢いが良すぎたようで、▲9五角と王手飛車をされてからはいいところがありませんでした。

 

ここ数ヶ月で一番内容の悪い将棋が順位戦最終戦に当たってしまい、非常に残念です。

しかしそれもまた実力です。

いまはいい方向性できている手応えはあるので、それを継続して来期はより上を目指していきます。

 

対局前に記録係が使うタブレットでサーバのトラブルがあり、対局開始が遅れたり記録係を補充するなど、バタバタしました。

そんなトラブルがあっても対局を支える皆様の尽力で滞りなく対局が行われたことに、心から感謝しています。

いまの将棋界を象徴するような混乱ぶりでしたが、今回のことのように皆で力を合わせればいまの混乱も乗り切れるのでは、と思える出来事でした。

 

 

順位戦も終わって今期も残すところあと1局(予定)。いい形で締めくくれるよう、そちらに気持ちを切り替えていきます。

 

 

それではまた