将棋棋士 遠山雄亮のファニースペース

遠山棋士の対局やお知らせから、将棋界やAIまで

対局結果

宮田七段戦

振り駒で先手になり、相掛かりへ。 難解な中盤戦を経て、終盤は非常に際どい戦いでした。 指運 図は後手が鋭手をはなってきたところ。 先手▲が私です。 この△4六香は取るしかありませんが、飛車で取るか銀で取るか。 ここで残り3分から2分を使って1分将…

中田功七段戦

中田功七段といえば三間飛車の使い手として有名です。 先手で穴熊に潜って対抗しました。 研究していた仕掛けを敢行し、迎えた図。先手▲が私です。 思いきった手を指しました。 取られる寸前の桂を▲4五桂とジャンプ。 △同飛なら▲2三飛成があります。 △同銀…

阪口五段戦

振り駒で後手になり、相手の得意である中飛車を急戦で迎え撃ちました。 図では駒得に成功して手応えを掴んでいましたが、▲7三角成の受け方を迷いました。 後手△が私です。 第一感は手厚く△6四銀と打って受ける手でしたが、実戦の指し手は△6二金。 しかし…

北島七段戦

振り駒で先手になり、角換わりへ。 前局の村山七段戦と似た格好になりました。 積極的に攻め込んで迎えた図。先手▲が私です。 後手が4二にいた玉を5二に早逃げしました。 ここで直前に玉がいた位置へ▲4二歩と打ちました。 これは好手になることが多い高級…

村山七段戦

振り駒で後手になり、角換わりへ。 研究通りの展開に進むも、うまい攻めをされて劣勢に。 終盤は際どくなりましたが、うまく決められました。 図は▲5四飛△同歩と飛車を切ってきたところ。 後手△が私です。ここでうまい寄せがあります。 ▲5三銀は甘い寄せで…

NHK杯予選(小倉七段戦、渡辺大五段戦、井出四段戦)

2月に行われたNHK杯予選を振り返ります。 結果は、残念ながら決勝で負けました。 1回戦は小倉七段との対戦でした。結果的に六段昇段を決めた一局です。 小倉七段得意の三間飛車に対峙。 相手の攻めを受け損ない、辛抱を強いられる展開。そんな中、よく耐え…

大平六段戦

後手で約2年ぶりに横歩取りを採用しました。 ジリジリした展開から、一気に攻めかかったのが第1図。 後手△が私です。 △2八歩▲同金△4五角▲2六飛△同飛▲同歩△3九飛と進みました。 先に飛車を打ち込めたのは大きく、リードを奪いました。 最後△3九飛と打…

六段昇段

昨日の対局に勝ち、五段昇段後公式戦120勝の規定により、六段に昇段しました。 2011年2月22日に五段へ昇段して、丸7年かけての昇段となりました。 www.shogi.or.jp 今期が始まる前、昇段まであと22勝でした。 前期の勝ち星が22勝でしたが、前期はここ数年…

井出四段戦

先手。四間飛車に居飛車穴熊で対抗しました。 端の対応を誤り、夕食休憩時はかなりの苦戦。 そこで休憩中は長いこと相手側から局面を眺めていました。 よく藤井聡太五段がやっていますが、形勢が苦しい時に相手側から見ると局面の見方が変わります。実際、思…

三枚堂六段戦

後手で角換わり拒否からの相雁木模様(後手は△4三金4二銀型)に。 最新形といえる格好で、研究を深めている形でした。 成否は微妙ながら、思い切って仕掛けたのが功を奏してペースを握りました。 迎えた図で、いい手が指せました。 後手△が私です。 ここで…

川上七段戦

振り駒で先手になり、一手損角換わりに急戦を仕掛けました。 優位に進めていましたが、ミスが出て暗転。 自陣は安泰ながら、攻めが細くなって迎えた図。先手▲が私です。 それでもここは受けづらいかと思ったのですが、 △7二玉▲4一飛△7一金▲5二成桂△8二…

12/26放送、銀河戦都成四段戦

結果から書くと、敗戦でした。 放送が終わったので振り返ります。 振り駒で後手になり、先手の中飛車に急戦で迎え撃つ格好に。 リードしていたのですが、いま飛車先の歩を交換したのがミスで、相手に気持ちのいいさばきを許してしまいました。 後手△が私です…

三枚堂六段戦

振り駒で先手になり横歩取りへ。 すぐに定跡から外れて、一手一手が難しい将棋でした。 序盤は作戦勝ちになり、中盤はリードを広げる展開に。 しかし終盤、図の勝負手で流れが変わりました。先手▲が私です。 敵飛車に歩を連打して金取りを受けたところ。 △2…

26日20時~、囲碁将棋CHで銀河戦都成四段戦放送&3回戦中村(亮)六段戦について

12月26日(火)20時~、囲碁・将棋チャンネルで、 第26期銀河戦本戦トーナメントAブロック4回戦、都成四段戦が放送されます。 番組表 | 囲碁・将棋チャンネル 解説は前局に続いて佐々木(慎)六段です。 都成四段とは練習通じても初めての対戦でした。 この…

伊藤(真)五段戦

振り駒で先手になり、雁木模様に急戦を仕掛けました。 迎えた図。先手▲が私です。 自玉も安泰で、好調に攻めていると思ったのですが。 △1二金▲7五角成△4一玉、と粘り強く指されて決定打がつかめませんでした。 この後もリードしている局面が多いものの、…

岡崎六段戦

先手で角換わりに。急戦を受ける格好になりました。 局面をリードして迎えた図。先手▲が私です。△7八成桂と寄ってきたところ。 圭=成桂 実戦は▲9六角と飛車成りを受けましたが、これは冴えない手。 ここでは▲2四歩が正解でした。 △8七飛成ときた時に▲9…

11月28日(火)20時~、囲碁将棋チャンネルで銀河戦中村(亮)六段戦放送&2回戦阿部(光)六段戦について

本日28日20時~、囲碁・将棋チャンネルで、 第26期銀河戦本戦トーナメントAブロック3回戦、中村(亮)六段戦が放送されます。 番組表 | 囲碁・将棋チャンネル 解説は佐々木(慎)六段。学年、奨励会入会、ともに同期で戦友と呼べる間柄です。 どんなことを…

阿部(健)七段戦

振り駒で後手になり、角換わりから急戦を受ける展開に。 終盤戦。タダ捨てが飛び交う華々しい応酬を経て迎えた図。後手△が私です。 先手玉は金か銀が無いと詰まない格好です。 そこで中空の5六桂を頼りに攻防の手段をひねり出しました。 ここから△4八角▲5…

田中(寅)九段戦

振り駒で先手になり、相掛かりから定跡を大きく外れた格好に。 図はその序盤戦。先手▲が私です。 後手の格好は3二銀や1五歩という見慣れないもの。対して▲5五角と中空に飛び出しました。 △3四歩と突けない(角がタダ)、△5四歩は突きにくい(飛車を1~…

阿部(光)六段戦

後手で相雁木に。順位戦の3戦目、増田(康)四段戦と同じ出だしでした。 やや苦しい中盤戦で粘ったのが功を奏し、逆転。 しかし勝勢の局面でひどい見落としをして混戦に。 深夜の激闘となりました。迎えた図。後手△が私です。 双方1分将棋の中、意を決して…

明日10月31日(火)20時~、囲碁将棋チャンネルで銀河戦阿部(光)六段戦放送&予選永瀬六段戦について

明日31日20時~、囲碁・将棋チャンネルで、第26期銀河戦本戦トーナメントAブロック2回戦、阿部(光)六段戦が放送されます。 番組表 | 囲碁・将棋チャンネル 解説は高野秀行六段。奨励会時代からお世話になっている先輩棋士で、どんなお話をされているのか…

丸山九段戦

振り駒で後手になり、▲矢倉△雁木の対抗形に。 ずっと均衡のとれた戦いで、リードを奪うチャンスもありましたが生かせず、双方秒読みの終盤戦でミスをして転落。 敗勢でしたが、粘って混戦模様に。 迎えた図。後手△が私です。 入玉模様を止めようと▲4九桂と…

渡辺(正)五段戦

先手で相掛かりになり、仕掛けでリードを奪ったものの、頑強な抵抗にあって混戦に。 図での強打で混戦を抜け出しました。 先手▲が私です。 圭=成桂 ▲3三桂成と桂を取ったのに対し、△4六歩と飛車を取られました。 ▲4三成桂と駒損を解消するような手では△…

門倉五段戦

振り駒で後手になり、相手の速攻を雁木模様で受け止める展開に。 図の受け方は、手元のデータベースでも例が無く、非常に珍しいものでした。 後手△が私です。 ▲2六飛に△3三金と上がったところ。珍しい格好ではありますが、こうした攻めにはこう受けようと…

髙崎六段戦

振り駒で後手になり、先手中飛車を急戦策で迎え撃ちました。 前例の少ない将棋で苦労しながら進めました。 迎えた図は中盤戦。さばかれたようですが、次の手が狙いの一着でした。 後手△が私です。 ここで△6九銀が異筋の好手。▲7九金△8七飛成として次の△7…

杉本和四段戦

先手で、先月の対戦と先後を入れ替えて似たような出だしから、相穴熊へ。 中盤、相手の猛攻を凌いで優勢になりましたが、当然の一着を指さなかったことで混戦に。 図は最終盤。△7二金引と詰めろを受けたところ。 銀を渡すと先手玉に詰みが生じます。ヒヤリ…

門倉五段戦、青嶋五段戦

2局とも角交換振り飛車と対峙し、結果は連勝でした。 門倉五段戦は振り駒で先手になり、序盤から馬を作り合う大乱戦に。 序盤で一失あって苦しい将棋でしたが、粘って混戦に。 図は最終盤。銀打ちに、玉を上がるか引くか、秒読みの中で2択を迫られました。…

杉本和四段戦

振り駒で後手になり、相手の角道を止めた三間飛車から持久戦に。 ずっと苦しさを感じていましたが、相手も決め手をつかむのは容易ではなかったようです。 初めて手応えを感じたのが図からの3手でした。 後手△が私です。 △3三角▲5五歩△6五角と角を連打し…

増田康四段戦

後手で相雁木に進みました。 増田康四段が雁木を志向したのに対して私も雁木をぶつける、という流れでした。 そして現れた図。後手△が私です。 モバイル中継の画像を貼りました。 データに非常に詳しい室岡七段が語るように、前例のない局面だったようです。…

大橋四段戦

振り駒で先手になり、居飛車の力戦に。最近流行の雁木を採用しました。 仕掛けでペースをつかみ、迎えた図。先手▲が私です。 ここは▲8四角と強気に指すべきでした。7三桂と6六歩の両取りです。△6四桂の反撃を気にしましたが、▲6六角引△5六桂に▲7九玉…